私の宝物のはなし

 


私の青春がひとつ、終わってしまったんだなあ、と、思う。

 

楽しくて幸せだった時間が、ずっと続いてほしいと思っていた時間が、もう2度と体験することのできない儚い思い出に変わってしまった。

 

 

 

私の神宮寺担としての記憶のほとんどに、岩橋くんがいます。


気がついたら、私の大好きな人の横にいて、気がついたら、そんな彼のことも大好きになってた。

 


大好きなじぐいわが一緒なら、大好きなじぐいわを引っ張ってくれた岸くんが一緒なら、Princeさえ離れないでくれたら、それでよかった。

 


3人がずっと一緒にいられる未来が約束されたんだって、デビューが決まった時はすごく安心したな。

 

こんな6人無敵じゃんって、これから先、最強の6人が描く最高の景色をずーっと見せてもらえるんだって、本当に心からそう信じてた。

 

 

 


岩橋くんがお休みしてから2年と半分。

デビューはなにも、"絶対"を約束するものではなかったんだな、と知りました。

 

優しくてあったかくて、キラキラと幸せが詰め込まれた小さい箱の中でペンライトを振っていたあの日には、想像もしていなかった未来。

 

 

天性のアイドルの視野の広さに驚いていた日々を、昨日のことみたいに思い出せる私は、天性のアイドルがアイドルじゃなくなった今日もまだ、現実をしっかり見られていないんだろうなあ、と、思います。

 

神宮寺くんを好きになったときランドセルを背負っていた私は今、大学生活の半分が終わったところです。勝手に一緒に、大きくなって、成長したはず、だったけど。

 

やっぱりまだ、この絶望を大きな心で受け止めて乗り越えられるほど、私は大人にはなれてなかったみたいです。

 

 

じぐいわにしか出せないあの空気が大好きだった。

 

神宮寺担にマウントを取りまくる岩橋くんが大好きだった。

 

じぐいわの横で不服そうな顔をしながら楽しそうな岸くんが大好きだった。

 

Princeとしか作れないあの平和であったかい空間が、大好きだった。

 

6人が並んだときの"無敵感"が、大好きだった。

 

岩橋くんがいるときにしか見せない神宮寺くんの表情が、大好きだった。

 

 

2021年4月1日、

私が大好きだったものは、思い出の中だけのものになってしまいました。

 

5人になったプロフィールを見ても、全然実感が湧かなかった。

 

泣いて泣いて涙が枯れるまで泣いても、まだまだ溢れてきて止まらなかった。

 


あれだけ大好きだったPrince Princessももう聞けないと思ったし、ずっとPrince Princessに設定してあるアラームの音も、もう変えないとなと思った。

 

 

 

だけど、幻みたいに消えた彼は、嘘みたいに綺麗な姿で、また私たちの前に現れた。

 

優しい優しい彼の紡ぐ言葉が並んでいた。

 

思い出せば、これまでのいろんな苦しい場面で、いちばんに希望を指し示してくれたのはいつも彼だった。彼の優しさに、いつもいつも、救われていた。

 

だからこそ彼はじぐいわハニーにとって、 Princessにとって、ティアラにとって、神宮寺担にとって、すごく大きくて特別な存在だったんだもんね。

 


誰よりも優しくて、誰よりも責任感が強くて、誰よりもアイドルという職業を大切にしてくれた岩橋くん。

 

またあなたのおかげで、少しだけでも、前を向くことができました。

 

29日に絶望してから、世界で一番不幸みたいな気分になってた。

ふとしたときに泣き出したくなる気持ちは、まだまだ拭えていないし、これから先、本当にいなくなっちゃったんだなあと実感したとき、きっとまた泣いてしまうんだろうけど。

 

だけど、こんなに素敵なアイドルに出会えた私は、やっぱり世界で一番幸せだと思う。

 


本当はすごく寂しいけど、

ずっと望んでいた形と、少し違ってはいるけれど、


岩橋くん、おかえりなさい。


ずっとずっと言いたかったこの言葉を言えたから、きっと明日も私は、Prince Princessで目を覚ますよ。

 

岩橋くんがいたからこそ生まれた眩しいほどに輝く思い出は、宝箱に入れて、ずっと大切にするね。

 

世界で一番幸せにしてくれた岩橋くん、世界で一番幸せになってください。

 

アイドルになってくれてありがとう。

 

アイドルが天職のあなたへ、私の宝物のはなしです。

 

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